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2019-10-07 00:01:00
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カフェトラモナ10月のおすすめです。

  

上左:Martin Simpson / Rooted(2019)

英国を代表するフォークシンガー/ギタリスト、マーティン・シンプソンの最新作。60年代後半に多大な影響を受けたヘディ・ウェストの〈Queen Jane〉〈Joe Bowers〉の2曲、77年から88年まで一緒に仕事をしていたジューン・テイバーのレパートリーからシェル・シルヴァスタインの〈Hills of Shiloh〉、義父ロイ・ベイリーの晩年、ジョン・カークパトリックと3人で作った名作『Sit Down & Sing』から〈More Than Enough〉など、タイトルのとおり自身の音楽人生を振り返るような選曲です。

 

上右:Will Beeley ‎/ Heartattacks & Highways(2019)

1971年に200枚だけ自主制作した『Gallivantin』がメガレアなテキサスのSSW、ウィル・ビーリーの最新作。プロデュースはラリー・ジョン・ウィルソンの最後のアルバムをジェブ・ロイ・ニコルズと共同制作したジェリー・デイヴィッド・デシッカ。抑制の効いたラップ・スティールやアコーディオンが酒と煙草で嗄れた歌声をよくサポートしています。79年の2ndリリース後、家族を養うためにトラック・ドライバーの道を選んだ男の40年ぶりの3rdアルバムはタウンズ・ヴァン・ザントの『Townes Van Zandt』やガイ・クラークの『Old No.1』に比肩する傑作です。

  

下左:Jerry David DeCicca / Time the Teacher(2018)

先のジェリー・デイヴィッド・デシッカの2ndソロ・アルバム。旧友ジェブ・ロイ・ニコルズとノスタルジア77のベン・ラムディンが制作に携わり、デモ・テープを聴いたジェブ・ロイは真っ先にビリー・ホリデイとアビー・リンカーンを想いうかべ、アコギを抱えたSSWアルバムは作りたくなかったそうです。ギターをピアノに置き変えて、ジャージーかつソウルフル、それでいて内省的なアルバムを作り上げました。デシッカの3枚のアルバムのなかで抜きんでているのは云うまでもありません。

 

下右:The Down Hill Strugglers / Lone Prairie(2017)

ダウン・ヒル・ストラグラーズはウォーカー・シェパード、ジャクソン・リンチ、エリ・スミスの3人からなる若手ストリング・バンド。現在ブルックリンを中心に活躍し、先ごろ亡くなったニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのジョン・コーエンと映画『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』のサントラ盤にも参加していたのでお聴きの方もいらっしゃるかも。本作は2017年にリリースされた最新作で、フォーク・クラブの中央に2本のマイクを立て、ナグラ社のモノラル録音機で録ったとのこと。マイクに近寄ったり、マイクから離れたりしてサウンド・レベルの調整を図ったという彼らの歌と演奏はまるでハリー・スミスの『アンソロジー・オブ・アメリカン・フォーク・ミュージック』から抜け出て来たようです。

  

ご来店の際にリクエストしてください。

 

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2019-10-04 09:34:00
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明日、いよいよ『Alan Patton 松浦 湊 Live at CafeToRamona』です。

午後5時スタートです。お間違いないようお越しください。  

 

16 : 00開場、17 : 00開演

2500円+ドリンクオーダー

残席少々ございます。ご予約お待ちしています。

 

なお、当日は通常の営業はいたしません。

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

2019-09-28 13:51:00
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東欧のロマ音楽などをアコーディオンで唄い奏でる八王子在住のアラン・パットンさん。

東京ローカル・ホンクと組んで制作したCD『レモンチマン』が秀逸なSSW、松浦 湊さん。

お二人のトラモナ初お目見えのライブがいよいよ今週末10月5日に迫りました。

どうぞお見逃しなく。ご予約はお早めにお願いします。

 

◆2019年10月5日(土)

Alan Patton 松浦 湊

16:00 open 17:00 start

2500円 + ドリンクオーダー

 

ご予約はカフェトラモナ(042-842-3488もしくはこちら)まで

2019-09-14 18:29:00
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この春好評だった『中川五郎Live&DJ Hour』の第2弾です。

第1部でDJゴローが最近気になるレコードやCDを紹介し、第2部は白熱のライブ、カフェトラモナならではのプログラムです。

 

◆2019年11月24日(日)

16:00 open 17:00 start

1部 DJ Hour

2部 中川五郎Live

2500円 + ドリンクオーダー

 

ご予約はカフェトラモナ(042-842-3488もしくはこちら)まで

お待ちしています。

 

前回の『中川五郎Live&DJ Hour』はこちら

五郎さんのコラム『グランド・ティーチャーズ』はこちらです。

2019-09-08 22:24:00
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カフェトラモナ9月のおすすめです。

  

上左:Howe Gelb / Gathered(2019)

2016年に新たなジャイアント・サンドを封印し、前々作『Future Standards』(2016)と前作『Further Standards』(2017)で見事な自分流の「スタンダード」アルバムをものしたハウ・ゲルブの最新作。今回は「スタンダード」にはこだわらず、自身のギターやピアノを中心としたミニマムなアンサンブルに深みのあるダークな歌声を聴かせます。デュエット相手がM・ウォード、アンナ・カリーナ、キラ・スコーフ、ピエタ・ブラウンなど豪華で、録音地も相手に合わせスペイン、フランス、デンマーク、アイルランドそしてツーソンと多岐にわたっています。

圧巻はM・ウォードと歌うレナード・コーエンの〈A Thousand Kisses Deep〉。元々はアンナ・カリーナのために用意したトラックでしたが、いささかヌーヴェルヴァーグ女優にはレナード・コーエンは暗かったようでハウ自身のヴォーカルで録り直したとのこと。コーエン・カヴァー集に新たな名演が加わりました。なおそのアンナはジャイアント・サンドの名曲〈Not The End Of The World〉を選んでいます。

  

上右:Calexico and Iron & Wine ‎/ Years To Burn(2019)

アリゾナ州ツーソンのキャレキシコとSSWのアイアン&ワインによる久々のコラボレーション・アルバムです。前回の共演EP『In the Reins』は2005年のリリースですから何と14年ぶり。この時は一緒に来日公演もあり、二組のタッグは印象深いものでした。その後サントラ盤『アイム・ノット・ゼア』でキャレキシコはロジャー・マッギン、ウィリー・ネルソンなど様々のミュージシャンと共演していましたが、やはりアイアン&ワインとの〈Dark Eyes〉が抜きんでていたようでした。そんな彼らの待望の『Years To Burn』はナッシュヴィルのサウンド・エンポリアム・スタジオで録られ、サム・ビーム、ジョーイ・バーンズ、ジョン・コンヴァーティノのほか、キャレキシコからポール・ニーハウス(Pedal Steel)とジェイコブ・ヴァレンズエラ(Trumpet)、アイアン&ワインからロブ・バーガー(Piano)とセバスチャン・スタインバーグ(Bass)が参加。半端ないキャレキシコとアイアン&ワインのシナジー効果をお楽しみください。

  

下左:Cath & Phil Tyler / The Ox and the Ax(2018)

トピックの『Vision & Revision』と並んでイングランドの現在のトラッド・シーンを俯瞰するには恰好の一枚にStick in the Wheelによるコンピレーション『From Here - English Folk Field Recordings』がありますが、そのVol. 2でアメリカーナ的ニュアンスを窺わせるバンジョーの演奏が気になっていたCath and Phil Tylerの最新作。ニューカッスルにありながらも北米の伝統音楽のエッセンスは何処から?と思っていたところ、奥方のキャス・タイラーはあのコーデリアズ・ダッドの元メンバーとのこと、納得した次第です。なるほど本作でも〈アンクワイエット・グレイヴ〉のヴァリアントをセイクリッド・ハープ曲で唄ったり、アルメダ・リドルの録音をお手本にしたりと、マーティン・カーシーなどイングランドのマテリアルとバランスよく収まっています。前作のEP『The Song-Crowned King』と併せてお聴きください。のっけのドブロがいい感じです。

  

下右:Larry Jon Wilson / Larry Jon Wilson(2009)

先月ご紹介したジェブ・ロイ・ニコルズは、歴史的コンピレーション『Country Got Soul』Vol. 1 & 2にラリー・ジョン・ウィルソンの〈Sheldon Churchyard〉と〈Ohoopee River Bottomland〉を収録し、その続編とも云うべきThe Country Soul Revueによる『Testifying』ではラリー・ジョン本人を引っ張り出し、新録の〈Sapelo〉と〈Friday Night Fight At Al's〉でフィーチャーしています。そして本作『Larry Jon Wilson』がジェブ・ロイによる最終的な釣果です。ここでラリー・ジョンは自作曲を中心にディラン、ミッキー・ニューベリー、デイヴ・ロギンス、ポール・シーベルなどの楽曲を弾き語っていますが、余計な装飾を削ぎ落したジェブ・ロイとジェリー・デシッカのプロダクションが武骨なカントリー・ソウル・シンガーを内省的なSSWに蘇らせました。

   

ご来店の際にリクエストしてください。

 

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