Information
本年の営業は29日で終了いたしました。
一年間ご愛顧いただきありがとうございました。
勝手ながら12月30日から1月3日まで年末年始休業とさせていただきます。
新年は1月4日から営業いたします。
来年もよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年を。
写真は2021年カフェトラモナを賑わせてくれた英国の新しい歌声です。
01. The Transports, The Transports 2017, Hudson Records HUD007CD, 12 January 2018
02. Nick Hart, Nick Hart Sings Nine English Folk Songs, Roebuck Records RRCD002, 1 May 2019
03. Jim Eldon & Mossy Christian, Fiddle Duets, One Row Records ORRCD001, 1 December 2019
04. Sam Carter, Home Waters, Captain Records CAP006, 1 May 2020
05, Findlay Napier & Gillian Frame with Mike Vass, The Ledger, Cheery Groove CHEERY008, 1 May 2020
06. O'Hooley & Tidow, Live at St George's, No Masters NMCD55, 11 September 2020
07. Martin Simpson, Home Recordings, Topic Records TSCD609, 13 November 2020
08. Fraser Bruce, Every Song's a Story, Greentrax Recordings CDTRAX413, November 2020
09. Mossy Christian, Come Nobles and Heroes, One Row Records ORRCD002, 1 December 2020
10. Edgelarks, Henry Martin, Dragonfly Roots DRCD008, 11 December 2020
11. Si Barron, A Merry Convoy, Self Released, 2020
12. Jon Wilks, Up the Cut, Self Released, 13 February 2021
ご来店の際にリクエストしてください。
カフェトラモナが、ジャズを中心に最新の音楽情報などを紹介しているサイト、ARBAN(アーバン)さんの「いつか常連になりたいお店」で紹介されました。
こちら から是非ご覧ください。
富山さん、高瀬さん、お世話になりたいへんありがとうございました。
いつもご利用いただきありがとうございます。
年末は12月29日(水)まで営業し、年始は1月4日(火)から営業いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
カフェトラモナ12月のおすすめです。
上左:Geoff Muldaur / His Last Letter – The Amsterdam Project(Moon River Music, 2021)
かつて欧州ツアーの折、知己を得たアムステルダムで音楽人生を振り返ってみる、これまでのレパートリーをヴァイオリン、チェロ、クラリネット、バスーン、フレンチ・ホルンなど室内楽をバックに唄ってみる、というジェフ・マルダーの新作は超大作です。〈Gee Baby, Ain't I Good To You?〉〈Prairie Lullaby〉〈Mistread Mama〉などお馴染みのナンバーがオランダを代表するクラシックやジャズのミュージシャンをバックに唄われます。その歌声の若々しいこと、少しも衰えを感じさせません。J・B・レノアー曲でのグルーヴ感はまるでベター・デイズのようです。プロデュースはメトロポール・オーケストラのヘルト・ヤン・ブロム、1曲だけジム・クェスキンがコーラスで参加した本作は指折りの傑作です。なおタイトル曲は明治3年観音崎沖の海難事故で亡くなったジェフの曾祖父が事故直前にニュージャージーに住む奥様に送った手紙をモチーフにしたもの。77年の初来日時にお墓参りをしたのは何処かで読んだ覚えがあります。
上右:John Sebastian & Arlen Roth / Explore The Spoonful Songbook(BMG, Renew Records, 2021)
ジョン・セバスチャンの久々のアルバムはマッド・エイカーズの名ギタリスト、アーレン・ロスとのラヴィン・スプーンフル時代のセルフ・カヴァー集。ザル・ヤノフスキーのギター・スタイルをこよなく愛するアーレンの強いオファーで実現し、ジェフ・マルダー、マリア・マルダー、モナリザ・ツインズらをゲストに迎えてウッドストックのネヴェッサ・スタジオで録音されました。〈うれしいあの娘〉〈デイドリーム〉〈心に決めたかい〉などスプーンフル時代のヒット曲が並びますが、マリア・マルダーと唄う〈Stories We Could Tell〉だけはソロになってからの超名盤『Tarzana Kid』から。これが良いのです。
下左:John Zorn, Jesse Harris, Petra Haden / Songs For Petra: Petra Haden Sings The Zorn/Harris Songbook(Tzadik, 2021)
ペトラ・ヘイデンの新作はタイトルのとおりジェシ・ハリスとジョン・ゾーンのペンによる楽曲を唄ったもの。2016年の『Seemed Like A Good Idea』に続くペトラとジェシのコラボ作品で、ジョンの曲にジェシが歌詞を付けた〈It Was Innocent〉も再演されています。バックはジェシ自身とジュリアン・ラージ・トリオ。希代のジャズ・ギタリストを伴奏の中心に据え、しかもドラマーがケニー・ウォルセンとなればどうしてもOnce Blueを想わずにはいられません。時折ペトラの歌声にレベッカ・マーティンが過るのは私だけでしょうか。
下右:冬にわかれて / タンデム(こほろぎ舎, P-Vine, 2021)
シンガー、ミュージシャンとして個々でも活躍する寺尾紗穂、伊賀航、あだち麗三郎の3人によるユニット、冬にわかれての2nd。細野バンドのベーシストを擁するトリオということで聴き始めたのですが、伊賀(ベース)とあだち(ドラム)の手堅い演奏が寺尾の凛とした歌声を際立てる、そのバンド感の横溢したアンサンブルに次第に魅了されるようになりました。店内の評判も上々で、古い音楽を聴き直すのも宜しいのですが、新しい世代の新しい音楽をお薦めできるのはまた格別です。バンド名もレーベル名も尾崎翠の作品から採ったとのこと。寺尾さんたいへん文学的な方のようです。
ご来店の際にリクエストしてください。