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この7月に85歳の誕生日を迎えるジム・クウェスキンの新作が届きました。
Jim Kweskin『Doing Things Right』Jalopy Records, 2025
ジム・クウェスキンの新作はブルックリンのJalopy RecordsからCDでリリース。プロデューサーのマシュー・バーリンとバーリン・ホール・サタデイ・ナイト・レヴューを結成し、古くは1921年のスタンダード曲〈Right or Wrong〉から新しくても1954年の〈Mardi Gras Mambo〉まで、全14曲を溌溂と唄っています。
ゲストはJalopyではお馴染みのシンガー、サモア・ウィルソン、ペダル・スティールのシンディ・キャッシュダラーなど。ブルース・シンガーのラッキー・トーマスと唄った〈Mardi Gras Mambo〉ではセカンド・ラインのニューオーリンズからさらに南へ、カリブ海まで誘ってくれます。
またナット・キング・コールで知られる〈Mona Lisa〉は先ごろ亡くなったマイケル・ハーレーも『Sweetkorn』(アナログ盤は遺作です)で唄っていた名スタンダード曲。ジムの歌声は同時代を生きたフォーク・シンガーの死を悼むように聴こえます。
ご来店の際にリクエストしてください。
先日ご来店のCDショップ タムボリンの船津さんに持ってきていただいたエリック・アンダースンの新作『Blue River Live in Toyko』がすこぶる素晴らしい。2012年にビルボード東京で行われた名盤『Blue River』の発売40周年を記念したライヴを収録したアルバムで、『Blue River』全曲が唄われています。この2月イタリアのNew Shot Recordsからリリースされました。ライナー曰く傑作は決して古くならないとのこと。エリックの変わらぬ歌声、しびれます。
また一緒に持ってきてくれたリズ・オーヴァーズの『Nightjar』も素晴らしく、このところトラモナのターンテーブルを賑わせています。リズはサセックスのフォーク・シンガーで、初めてのソロ・アルバム。ニール・マッコールとデヴィッド・トムリンズの2本のアコースティック・ギターとベン・ニコルズのウッド・ベースの醸すアンサンブルが少しペンタングルを想わせご機嫌です。全12曲中4曲がトラッドで、特に〈Bad Girl〉は米国はテキサス・グラッデンの〈One Morning In May〉をお手本にした楽曲。水銀の毒性作用で死にゆく少女をオートハープを使って切々と唄っています。
Eric Andersen『Blue River Live In Tokyo』New Shot Records, 2025
Liz Overs『Nightjar』own label, 2024
詳しくは タムボリン さんをご覧ください。
もちろんご来店の際にリクエストしてください。
都合により4月13日(日)及び4月15日(火)は臨時休業させていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。
なお、4月14日(月)は通常どおり営業いたします。
最近コレクションできたアナログ盤とCDです。1枚ずつのご紹介ができていませんが、どれも素晴らしい作品です。特にシャーリー・コリンズは『No Roses』に並ぶアシュリー、プロデュースの名盤です。オリジナルのTopic盤が古くなってしまったためオランダの6Spicesからリリースされたリイシュー盤を購入してみました。
01. The Unthanks『In Winter』RabbleRouser Music, 2024
02. Màiri Morrison & Alasdair Roberts『Urstan』Drag City, 2012
03. Shirley Collins『Adieu to Old England』6Spices, 2009
04. Chris Brain『New Light』Big Sun Records, 2025
05. 鈴木真海子『Mukuge』ziti records, 2025
06. 柴田聡子『My Favorite Things』AWDR/LR2, 2025
07. Will Finn & Rosie Calvert『Fallow Alchemy』Self-released, 2024
08. Boss Morris『Boss Morris』Boss Morris, 2024
09. Fairport Convention『Philadelphia Folk Festival 1970』Timeline, 2024
10. The Unwanted『Pay Day』Whirling Discs. 2018
11. Chip Taylor『The Truth and Other Things』Train Wreck Records, 2025
12. Danny Spooner『Sailors Consolation』Self-released, 2014
ご来店の際にリクエストしてください。
年末年始にコレクションできたアナログ盤とCDです。ご紹介できていませんが、どれも名盤です。
ご来店の際にリクエストしてください。
01. Tucker Zimmerman『Dance Of Love』4AD, 11 October 2024
02. Adrianne Lenker『Bright Future』4AD, 2024
03. Tucker Zimmerman『I Wonder If I'll Ever Come True』Big Potato Records, 2024
04. Jesse Harris『Paper Flower』Secret Sun Recordings, 2024
05. Becca Stevens『Maple To Paper』Ground Up Records, 2024
06. Gillian Welch & David Rawlings『Woodland』Acony Records, 2024
07. Janice Burns & Jon Doran『Great Joy to the New』Wylam Records , 22 November 2024
08. Macdara Yeates『Traditional Singing From Dublin』Macdara Yeates, 19 September 2024
09. 日髙麻鈴『12月の雨の日』P-Vine, 2025
10. Unholy Modal Rounders『Unholier Than Thou: 7/7/77』Don Giovanni, 2024
11. Mat Green & Andy Turner『Time for a Stottycake』WildGoose Studios, 5 January 2024