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2026-06-10 16:57:00
デズロンズの最新作『Don't Let It Die Vol. 1』が届きました。

トラモナではジャクソン&ザ・ジャンクスのドラマーとして、或いはキキ・カヴァゾスの名作『Goodbye Blues』の制作者として知られるサム・ドアーズですが、巷間ニューオーリンズのルーツ系バンド、デズロンズの一員として語られることが多いようです。そのデズロンズの最新作が届きました。

 

The Deslondes『Don't Let It Die Vol. 1』New West Records, 2026

 

デズロンズの最新作『Don't Let It Die Vol. 1』は5枚目にして初めてのカヴァー・アルバム。スワンプ・ドッグやジョニー・キャッシュ、クリフトン・シェニエなど、これまで彼らが聴いて影響を受けてきたミュージシャンの6曲に加えて、レオニー・エヴァンスやキキ・カヴァゾスなど、現在一緒に活動する友人や仲間たちの楽曲も採り上げています。5人のメンバーのうちギターとスティールのジョン・ジェイムズ・トゥアヴィルを除く、ハウ・ピアソン、ライリー・ダウニング、サム・ドアーズ、ダン・カトラーが交代で唄うのはザ・バンドを想わせます。またジャケットの雪の中ベンチに座る5人の後ろ姿はどう見てもザ・バンド。ミシシッピー・レコードからリリースされたザ・バンドのコンピと考えるのはトラモナだけでしょうか。

 

A1. The World Beyond (Swamp Dogg) Howe Pearson

A2. The Ballad Of Boot Hill (Johnny Cash) Riley Downing

A3. Cordelia (Drunken Prayer) Sam Doores

A4. Try Again (The Kernal) Dan Cutler

A5. Moving (Leonie Evans) Howe Pearson

A6. I'm Gone (Kiki Cavazos) Riley Downing

B1. I'm Coming Home (Clifton Chenier) Howe Pearson

B2. Family (Nick Woods) Dan Cutler

B3. Lawdy Mama (Edgar Blanchard) Sam Doores

B4. Long Drives And Lonesome Mornings (Pat Reedy) Riley Downing

B5. Where I'm From (Shelby Lynne) Dan Cutler

B6. Don't Let It Die (Hurricane Smith) Sam Doores

 

収録曲のヴォーカリスト、( )の中はオリジネイターです。A1、2、B1、3、5、6がこれまで聴いて影響を受けたミュージシャンで、A3~6、B2、4が現在の仲間たちの楽曲と思われます。特にキキ・カヴァゾスの〈I'm Gone〉はサム・ドアーズが2006年に初めて聴いた彼女の曲で、最初にできたニューオーリンズの友人だったとか。ライリー・ダウニングの激渋の歌声が映えるオフィシャルMVにはカヴァゾス本人も出演していますが、彼女の作者ヴァージョンは先のジャロピー盤には収録されておらず、2009年にギル・ランドリーによって録音された音源が2023年にシングルで、2024年アルバム『Early Mountain Songs』でデジタルのみでリリースされ、Bandcampで購入することができます。

 

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