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アイルランドで活躍する女性デュオ、ヴァロから2ndアルバムが届きました。
VARO『The World That I Knew』Self-released, 2025
ヴァロはLucie AzconagaとConsuelo Breschiの二人のシンガー兼フィドル奏者によるフォーク・デュオ。フランス出身のルーシーとイタリア出身のコンスエロはアイルランドの伝統音楽への愛情を追求するため移り住んだダブリンで2015年に出会い、一緒に活動するようになりました。コラボレーション・アルバムと副題された本作は彼女たちの2ndアルバム。ランカムのイアン・リンチやコーマック・マクディアーマダのほか、元スキッパーズ・アレイのジョン・フランシス・フリンやメイヨー州出身のアイリッシュ・ハープ奏者、アランナ・ソーンバーグなど、現在のアイルランドのフォーク・シーンを牽引する若手シンガー、ミュージシャンと1曲ずつコラボしています。
アン・ブリッグスがかつて唄った〈Let No Man Steal Your Thyme〉をはじめ、ポール・ブレイディの〈Heather on the Moor〉やドロレス・ケーン&ジョン・フォークナー〈Green Grows the Laurel〉など70~80年代のアナログ盤で聴き馴染んだトラッドがソース音源として取り上げられているのが嬉しい限り。〈Skibbereen〉はコラボレーターのジュニア・ブラザーが持ち込んだ楽曲のようですが、我々にはヴィン・ガーヴァットの『Eston California』で知ることができた大飢饉下での移民の唄。アイルランドを離れた理由を尋ねられた父親の物語とガーヴァットはライナーで記していましたが、そのガーヴァットに並ぶ名唱をヴァロとジュニア・ブラザーは聴かせてくれます。
全10曲。そのどれもが聴きどころのジョン・マーフィー、プロデュースによるヴァロ、渾身の傑作です。
COLLABORATORS
Side 1
1. Lovers and Friends : Ruth Clinton and Cormac Mac Diarmada (Poort Creature) (vocals, fiddles)
2. Red Robin : Alannah Thornburgh (harp)
3. Heather on the Moor : Inni K (vocals) / Libby McCrohan (Bouzouki)
4. Green Grows the Laurel : John Francis Flynn (vocals, whistles)
5. Open the Door : Anna Mieke (vocals)
Side 2
1. Work life out to Keep life in : Niamh Bury (vocals), Aongus McAuley (cello), Alex Borwick (trombone)
2. Let no man steal you thyme : Lemoncello (vocals, guitar, cello)
3. Skibbereen : Junior Brother (vocals, guitar), Ben Strong (fiddle)
4. Sweet Liberty : Ian Lynch (vocals, uilleann pipes)
5. Alone : Slow Moving Crowd (viola, cello, nikelharpa), Branwen (vocals)
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