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カフェトラモナ3月のおすすめです。
上左:Leyla McCalla / Capitalist Blues (2019)
元キャロライナ・チョコレート・ドロップスのチェリスト、レイラ・マッカラの3作目。今回は、チェロをテナー・バンジョーに持ち替え、プロデュースをKing James and the Special Menのジミー・ホーンに任せ、唄うことに専念しているようです。ルイジアナやハイチのミュージシャンを迎えニューオリンズで録音された本作は、ニューオリンズ・ジャズやケイジャン、ザディコはもちろんのこと、カリブ海やブラジル北東部までフォーカスした意欲作。V・D・パークスのバージョンも記憶に新しいカリプソ曲「Money Is King」、ハイチのコンパ・レジェンドGesner Henryの「Lavi Vye Neg」、カエターノ・ヴェローゾもカヴァーしたことのあるルイス・ゴンザーガの「Baiao da Penha」をクレオール語と英語に自ら翻訳した「Penha」、自作曲でもハイチの音楽集団ラクー・ミジクのメンバーを起用した「Settle Down」など聴きどころ満載で一筋縄ではいきそうにありません。
上右:The Other Years / The Other Years (2018)
The Other Years は、Anna KrippenstapelとHeather Summersからなるフォーク・デュオです。このデビュー作は、エンジニアをDaniel Martin Mooreが務め、ケンタッキー州はルイビル郊外のキャビンで録音されました。アナはJoan Shelleyの長年のフィドル奏者ですが、フィドルのほかギターとバンジョーで唄われる二人の歌声は素朴ながらも力強く、ジーン・リッチーやヘイゼル・ディケンズ、カレン・ダルトンを想わせます。そしてマイケル・ハーレーの「Wildegeeses」を取り上げる諧謔性も見逃せません。
下左:Ralph McTell & Wizz Jones / And About Time Too (2019)
ロンドン南部のクロイドンで育ち、長い間友情を育んできたウィズ・ジョーンズとラルフ・マクテル。50年目にしてやっと二人の歌声が一つの作品になりました。2016年のデュオ・アルバム『About Time』をDisc1に、2017年の続編『About Time Too』をDisc2に収め、アナログ化したものです。二人の心温まる歌声をお楽しみください。
下右:超特急・高田漣 / ソレイユ (2019)
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