Vinyl and so on

arrival
2019-07-10 13:12:10
Everything but the Girl / Amplified Heart(1994、2019)
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エヴリシング・バット・ザ・ガール、1994年の『Amplified Heart』が発売25周年を記念してアナログ化されました。

 

発売当時アルバムに先行してリリースされた2枚のシングルがフィル・ラモーンのプロデュースだったため、遂にEBTGもポール・サイモンやビリー・ジョエルのような超一流の仲間入りかと噂されていましたが、実際にリリースされた『Amplified Heart』はベン・ワットとトレイシー・ソーンのEBTG自身のプロデュース。しかしこれがリチャード・トンプソン、ダニー・トンプソン、デイヴ・マタックス等の参加したとんでもない傑作だったのです。

 

ダニー・トンプソンとデイヴ・マタックスの参加は〈Rollercoaster〉〈I Don't Understand Anything〉〈Two Star〉〈We Walk the Same Line〉の4曲のみですが、うち〈I Don't Understand Anything〉と〈Two Star〉にはハリー・ロビンソンのストリングスも加わり、まるでサンディ・デニーの『Like An Old Fashioned Waltz』。サンディやニック・ドレイクの一連のアルバムを想起せずにはいられません。またリチャード・トンプソンは〈25 December〉で、たった8小節ですが渾身のギター・ソロを聴かせ、他人のサポートでは最高の演奏をすると云われるトンプソンの面目躍如です。

 

あるようでなかったネオアコの人気デュオと英国フォーク界のオールド・スクールとの歴史的な邂逅でしたが、このコンビ―ネーションは本作1作で終わり、アルバム収録の〈Missing〉のリミックス・ヴァージョンの大ヒットにより、この後EBTGはドラムンベースの道を突き進むことになるのです。

2019-07-08 09:24:56
Townes Van Zandt ‎/ Sky Blue(2019)
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テキサスのSSW、タウンズ・ヴァン・ザントの生きていれば75歳になる誕生日(3月7日)の週にリリースされた新作です。とは云っても録音は1973年。ジョージア州アトランタの友人宅スタジオで録られたもので、今回初めて日の目を見る音源です。特に〈All I Need〉と〈Sky Blue〉はこれまで一度も発表されて来なかったヴァン・ザント曲です。

 

1973年と云えば、68年のデビュー以来コンスタントにアルバムを発表してきたヴァン・ザント、72年の『The Late Great Townes Van Zandt』リリース後、ようやく日本でも知られるようになった矢先アルバム・リリースがピタリと止まってしまいます。4年のブランクを経て1977年に発表されたのが『Live At The Old Quarter, Houston, Texas』で、このライブ・アルバムが録音されたのが1973年でした。

 

〈Blue Ridge Mountain Blues〉と〈The Last Thing on My Mind〉で遥か後方にバンジョーが聴こえるほかは『Live At The Old Quarter, Houston, Texas』と同様全編アコースティック・ギターの弾き語りです。そしていつもながらタウンズ・ヴァン・ザントの歌声は何処までも内省的です。

 

Track List

A Side

01. All I Need (Townes Van Zandt)

02. Rex's Blues (Townes Van Zandt)

03. Hills of Roane County (Carter Stanley and Ralph Stanley)

04. Sky Blue (Townes Van Zandt)

05. Forever, For Always, For Certain (Richard Dobson)

06. Blue Ridge Mountain Blues - smoky version (Townes Van Zandt)

B Side

01. Pancho and Lefty (Townes Van Zandt)

02. Snake Song (Townes Van Zandt)

03. Silver Ships of Andilar (Townes Van Zandt)

04. Dream Spider (Townes Van Zandt)

05. The Last Thing on My Mind (Tom Paxton)

2019-02-27 13:30:05
超特急・高田漣 / ソレイユ(2019)
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ご覧のとおりジャケット・デザインはバッファロー・スプリングフィールドは『アゲイン』のオマージュです。もちろんジャケ買いです。そしてレーベルはアトコの「パープル&ブラウン」レーベルを、帯はワーナーパイオニア発売当時のものを意識し、徹底しています。
 
A面は超特急なるグループの歌う「ソレイユ」、テレビ東京系ドラマ「フルーツ宅配便」のエンディングテーマだそうです。B面には作者である高田漣がセルフカバーした「ソレイユ」が収められています。
 
高田漣のB面ですが、伊藤大地(D)、伊賀航(B)、野村卓史(EP)をバックにした高田漣のギター・リフははっぴいえんど「あしたてんきになあれ」へのオマージュでした。ごきげんです。

 

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2019-02-21 15:52:04
Lisa O'Neill / Heard A Long Gone Song (2018)
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アイルランドはキャバン州出身のフォーク・シンガーによる4thアルバム。これまでの3作は自主制作盤でしたが、本作はラフトレード傘下のRiver Lea Recordingsからリリースされています。マーガレット・バリーやネリー・ウェルドンをお手本にしたという硬質なシンギングがトピックやマリガンの世界に誘ってくれます。ムッソリーニ暗殺を企てたアイルランド女性を唄った自作曲「Violet Gibson」は秀逸です。
 
Track List
A1. The Galway Shawl (Trad.)
A2. Along The North Strand (Trad.)
A3. Blackbird (Written by O'Neill)
A4. The Lass of Aughrim (Trad.)
A5. Violet Gibson (Written by O'Neill)
 
B1. The Factory Girl (Trad.)
B2. Rock The Machine (Written by O'Neill)
B3. A Year Shy of Three (Words by O'Neill,Musical Arrangement Trad. )
B4. Lullaby of London (Shane MacGowan)
 
Musicians
Cormac Begley - Concertinas
Christophe Capewell - Fiddle and Harmonium
Libby McCrohan - Bouzouki
Lisa O’Neill - Vocals, Banjo and Guitars
Radie Peat(Lankum) - Vocal on The Factory Girl

 

詳しくはブログをご覧いただき、ご来店の際にリクエストしてください。

2019-01-18 15:31:57
民謡クルセイダーズ / エコーズ・オブ・ジャパン
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遅ればせながら一昨年の暮れにリリースされた民謡クルセイダーズの1stアルバム『エコーズ・オブ・ジャパン』は、日本民謡をラテンリズムにのせた独特のグルーヴが味わえる傑作でした。
 
その『エコーズ・オブ・ジャパン』が昨年の暮れにめでたくアナログ化され、先日、ボーカルのフレディ塚本さんが直々に持って来てくれました。
 
針を落とすとクンビアのリズムにのって歌われる「串本節」から凛とした佇まいのアカペラ「相撲甚句」まで、megさんのボーカルが艶っぽいエキゾボレロな「安来節」やファンキーなギターが炸裂する「秋田荷方節」などを挟み、アッと云う間の50分間です。
 
ご来店の際にリクエストしてください。
 
 

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