Vinyl and so on

toramona's 99
2019-08-05 18:49:44
Jeb Loy Nichols /Lovers Knot(1997)
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ケヴィン・ブレイト、ダグ・ウィムビッシュ、 ジョン・メデスキ、ダギー・バウン、カーティス・フォークスといった同時代の先鋭ミュージシャンをベアズヴィル・スタジオに集め、クレイグ・ストリートによって制作されたジェブ・ロイ・ニコルズのソロ・デビュー作です。

 

ジェブ・ロイ・ニコルズは、アメリカのワイオミング生まれでミズーリ育ち、子供の頃からカントリーやブルーグラスを聴いて育ち、これぞ自分の音楽と初めてハマったのはサザン・ソウルだったといいます。現在暮らしている英国ウェールズの片田舎に辿り着くまで、漂泊したニューヨークやロンドンでネナ・チェリー、アリ・アップ、エイドリアン・シャーウッドらと出会い、次第にヒップホップやレゲエにも傾倒していったとのことです。

 

1990年に奥方のローレイン・モーリーと結成したフェロウ・トラヴェラーズは「ヴェルヴェットの3枚目とロニー・レインを足して、ダブの風味を効かせた」サウンドと云われていましたが、本作では更にソウル・ミュージックの影響を際立たせ、ザ・バンドに代表されるアメリカーナを再構築しています。

 

彼の地ウッドストックでは面子は替わっても志しは変わらないなどと驚喜したのを覚えていますが、とにかく名盤です。

2019-07-26 19:19:13
Roger Tillison / Songs For Woody
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『Roger Tillison's Album』録音前のロジャー・ティリソンは一時移り住んでいたウッドストックのフォーク・サーキットで、夜な夜なギターの弾き語りを聴かせていたといわれています。そんなティリソンのウッドストック・デイズを髣髴させるのが本作『Songs For Woody』です。2ndアルバム『Mamble Jamble』と同時に並行して録音されていたEPで、タイトルのとおり〈Pretty Boy Floyd〉などガスリー曲中心の選曲のなか、1stにも収録されていた〈One Good Friend〉やJ・J・ケイルもカヴァーした〈One Step Ahead of the Blues〉などもアコースティック・ギター1本で唄われています。かつてS・ワンダー曲でバンジョーやフィドルを使い、そのフォーキーな解釈に魅せられたものにとって名作『Roger Tillison's Album』に勝るとも劣らない1枚です。

 

Track List

01. New York Town (Woody Guthrie)

02. Pretty Boy Floyd (Woody Guthrie)

03. No More Cane On The Brazos (Traditional)

04. One Step Ahead Of The Blues (Roger Tillison)

05. Buffalo Skinners (Woody Guthrie)

06. One Good Friend (Roger Tillison)

2019-04-15 14:38:10
Stephen Dawson and Diane Christiansen / Duets(2003)
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例えば「The Dark End of the Street」のようなアメリカン・マテリアルを唄った時のリチャード&リンダ・トンプソンを思い浮かべてください。
 
ソウルフルですが抑制の効いたヴォーカル、寄り添うように唄われるハーモニー。本作はシカゴのオルタナ・カントリー・バンド、ドリー・ヴァーデンのフロントに立つおしどりSSW、スティーヴン・ドウソンとダイアン・クリスチャンセンが2003年にリリースしたデュエット・アルバムです。
 
ライブ音源5曲を含む全11曲はタイトルどおり殆ど二人きりで録られたもので、バンジョーとトランペットの組み合わせが絶妙な「Doghouse Window」をはじめ珠玉のメロディが並んでいます。
 
2008年にはバンドの13周年ライブをシカゴのOld Town School of Folk Musicで行ったとか。そう言えば2007年にリリースされた『Old Town School of Folk Music Songbook』Vol.4でスティーヴンとダイアンは「This Train」を唄ってましたっけ。

2019-03-25 11:50:04
The Champion String Band / The Champion String Band(1981)
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ハイ・レベル・ランターズを聴いていて、もう一人の唄い手、トム・ギルフェロンの素晴らしさを再確認。トムがJSDバンドのフィドラー、チャック・フレミングと1981年に作ったThe Champion String Bandも素晴らしいアルバムです。超ド級のバラッド「Farewell Lovely Nancy」やデヴィッド・ブロンバーグに教わったという「Midnight on the Water」に繋がる「Laurell Hill Hunt」は涙ものです。

2019-03-25 10:06:03
Louis Killen,Johnny Handle,Colin Ross / Along the Coaly Tyne - Old and New Northumbrian Songs(1968)
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『Along the Coaly Tyne』は、3月15日に84回目の誕生日を迎えたハイ・レベル・ランターズのジョニー・ハンドルが、盟友のルイス・キレンとハイ・レベル・ランターズのパイプ奏者、コリン・ロスと3人で1968年にリリースしたアルバムですが、実は1962年にトピックからリリースされた3枚のEP盤『The Colliers' Rant』『Northumbrian Garland』『Stottin' Doon the Waall』を一枚のアルバムに纏め上げたものでした。
 
副題にあるとおりノーサンブリア地方の新旧のうたを収録していますが、炭坑作業員の経歴を持つジョニー・ハンドルの作った楽曲も含まれています(ちなみに『Stottin' Doon the Waall』はジョニーの自作自演のEP盤で、副題にSongs of mining and miners, written, sung and played by Johnny Handleとあります。)。
 
なかでもモンタギュー炭鉱の閉山を唄った「Farewell to the Monty」は彼の長いフォークシンガー人生を代表する楽曲で、この後何回もレコーディングされることになりますが、ここではジョニー自身のアカペラで聴くことができ、続く「Blackleg Miners」と併せてこのアルバムの聴きどころになっています。
 
スティーライ・スパンに取り上げられ、最近ではオファ・レックスのバージョンも耳新しい「Blackleg Miners」は、炭鉱におけるスト破りを唄ったトラッドですが、コリン・ロスの奏でるノーサンブリアン・スモール・パイプをバックに素晴らしいルイス・キレンの歌唱が堪能できます。
 
この他にも1715年ジャコバイト蜂起のおり処刑されたダーウェントウォーター伯爵を唄ったジャコバイトソング「Derwentwater's Farewell」などノーサンブリア地方の豊饒なトラディショナル・ミュージックが収録されています。
 
Track List
A side
01. The Anti-Gallican Privateer (from『Northumbrian Garland』) vocal Louis
02. The Colliers' Rant (from『The Colliers' Rant』) Johnny
03. Up the Raw (from『Northumbrian Garland』) Louis
04. Farewell to the Monty (from『Stottin' Doon the Waall』) Johnny
05. Blackleg Miners (from『The Colliers' Rant』) Louis
06. The Collier Lad (The Filler) (from『Stottin' Doon the Waall』) Johnny
07. Dol-li-a (from『Northumbrian Garland』) Louis
08. The Waggoner (from『The Colliers' Rant』) Johnny
09. Derwentwater's Farewell (from『Northumbrian Garland』) Louis
B side
01. Stottin' Doon the Waall (from『Stottin' Doon the Waall』) Johnny
02. Keep Your Feet Still, Geordie Hinny (from『Northumbrian Garland』) Louis
03. The Stonemason's Song (from『Stottin' Doon the Waall』) Johnny
04. Aw Wish Pay Friday Wad Come (from『The Colliers' Rant』) Louis
05. Durham Big Meetin' Day (from『Stottin' Doon the Waall』) Johnny
06. The Trimdon Grange Explosion (from『The Colliers' Rant』) Louis
07. The Putter (from『The Colliers' Rant』) Johnny
08. Sair Fyeld Hinny (from『Northumbrian Garland』) Louis
 
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