Vinyl and so on
Drunken Prayer『Evangeline / Satin Sheets』Deer Lodge Records, 2014
デズロンズの新作カヴァー・アルバムで〈Cordelia〉が取り上げられていたドランクン・プレイヤー。元々は再結成されたフリークウォーターのサポートメンバーだったとか。2014年にオレゴンのディア・ロッジからリリースされた7インチ・シングルではジャネット・ビヴァリッジ・ビーンをゲストに迎え、ザ・バンドの〈Evangeline〉を唄っています。で、そのB面はウィリス・アラン・ラムゼイの〈Satin Sheets〉。1972年リリースのシェルター盤『Willis Alan Ramsey』に収録されていましたが、渋すぎる選曲に脱帽です。ジャケットのテレキャスターを抱えるご本人の後ろの壁にはザ・バンド、フリークウォーター、ウィリス・アラン・ラムゼイ、ドランクン・プレイヤーのアナログ盤が。それにしても『The Last Waltz』じゃなくてブラウン・アルバムなのは何故なんだろう。
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Lady Maisery and Jimmy Aldridge & Sid Goldsmith『Wakefire: A Summer Album』LM Records, 2026
英国の女性フォーク・トリオ、レイディ・メイズリーと男性デュオ、ジミー・オルドリッジ&シド・ゴールドスミスのコラボ第2弾です。前回の『Awake Arise: A Winter Album』は2019年の冬にリリースされたクリスマスから新年にかけて唄われるトラッドやフォークを収録したアルバムでしたが、本作はタイトルのとおり夏の唄を集めたアルバム。アン・ブリッグスの〈Summer's In〉で始まり、インクレディブル・ストリング・バンドの〈Good as Gone〉で終わる27曲は、〈Staines Morris〉、〈Sweet Lemeney〉など聴き馴染んだトラッドのほか、レオン・ロッセルソンの〈The Ant and the Grasshopper〉やアイバー・カトラー作〈I'm Going in a Field〉、ベラ・フレック作〈What’cha Gonna Do〉も。さらに今回はスウェーデンやラトビアの伝統曲にも手を拡げ、ゴールドスミスが唄っています。また〈May Day〉はディック・ゴーハンやナタリー・マーチャント、コステロ&バエズでも知られる古いフォークソング〈Which Side Are You On〉を元にローワン・レイガンズが作り直した新たなプロテストソング。喜びにあふれた5月の祝祭を唄う〈Following the Old Oss/Padstow May Song〉と並べ、そのメッセージ性を際立てています。
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Dick Gaughan『Live at the BBC 1972-79』Gaughan Recordings, 2026
ボックス・セット『R/evolution 1969-1984』から選曲されたハイライト盤がアナログでもリリースされました。タイトルのとおり72~79年にBBCに残されたライヴ音源が10曲収録されています。1、2曲目の〈Flouers o' the Forest〉と〈Rigs o' Rye〉はボーイズ・オブ・ザ・ロックの演奏で、また当時ファイヴ・ハンド・リールのアルバム『Earl o' Moray』に収録されていたヘイミッシュ・ヘンダーソン作〈The Freedom Come-All-Ye〉はゴーハンのソロで聴くことができます。トレイラー時代の『No More Forever』や『Kist o' Gold』からも2曲ずつ唄われ、特にアルバムでは自身のギターとアリィ・ベインのフィドルで唄われていた〈MacCrimmon's Lament〉はここでは無伴奏の歌声が収録され、聴きどころになっています。
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Joni Mitchell『Rolling Thunder Revue』Rhino Records, 2025
昨年のレコード・ストア・デイのアイテムだそうです。アーカイブVol.4に収録されていたディランのローリング・サンダー・レヴューに参加したときの音源を一枚のアナログ盤に纏めたもの。75年11~12月、76年5月のライヴ音源が9曲収められていますが、当時新作だった『夏草の誘い』や『逃避行(Hejira)』からそれぞれ3曲ずつ唄われているのは、映画『ローリング・サンダー・レヴュー』でも新曲にこだわっていたジョニ・ミッチェルらしさでしょう。弾き語り中心ですが、〈Don't Interrupt The Sorrow〉〈Black Crow〉などミック・ロンソンやT・ボーン・バーネットなど悪名高きディランのツアー・バンドのバックの付くトラックも。
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Bobby Charles『Bearsville Studio Sessions』Bearsville, Rhino Records, 2025
こんなものがリリースされているのは知りませんでした。この春のレコード・ストア・デイのアイテムだそうです。音自体はすでにリリースされている1996年の『ベアズヴィル・ボックス』や2011年のライノ・ハンドメイド盤で聴き馴染んだポール・ロスチャイルド・セッションを中心に1枚にしたものですが、こうしてアナログ盤になると作品感が増し、鑑賞の対象としてより身近になったような。アルバムの随所で光るポール・バターフィールドのブルースハープとクリストファー・パーカーと思われるファンキーなドラムがボビーの歌声を際立てます。
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