Vinyl and so on
Dick Gaughan『Live at the BBC 1972-79』Gaughan Recordings, 2026
ボックス・セット『R/evolution 1969-1984』から選曲されたハイライト盤がアナログでもリリースされました。タイトルのとおり72~79年にBBCに残されたライヴ音源が10曲収録されています。1、2曲目の〈Flouers o' the Forest〉と〈Rigs o' Rye〉はボーイズ・オブ・ザ・ロックの演奏で、また当時ファイヴ・ハンド・リールのアルバム『Earl o' Moray』に収録されていたヘイミッシュ・ヘンダーソン作〈The Freedom Come-All-Ye〉はゴーハンのソロで聴くことができます。トレイラー時代の『No More Forever』や『Kist o' Gold』からも2曲ずつ唄われ、特にアルバムでは自身のギターとアリィ・ベインのフィドルで唄われていた〈MacCrimmon's Lament〉はここでは無伴奏の歌声が収録され、聴きどころになっています。
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Joni Mitchell『Rolling Thunder Revue』Rhino Records, 2025
昨年のレコード・ストア・デイのアイテムだそうです。アーカイブVol.4に収録されていたディランのローリング・サンダー・レヴューに参加したときの音源を一枚のアナログ盤に纏めたもの。75年11~12月、76年5月のライヴ音源が9曲収められていますが、当時新作だった『夏草の誘い』や『逃避行(Hejira)』からそれぞれ3曲ずつ唄われているのは、映画『ローリング・サンダー・レヴュー』でも新曲にこだわっていたジョニ・ミッチェルらしさでしょう。弾き語り中心ですが、〈Don't Interrupt The Sorrow〉〈Black Crow〉などミック・ロンソンやT・ボーン・バーネットなど悪名高きディランのツアー・バンドのバックの付くトラックも。
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Bobby Charles『Bearsville Studio Sessions』Bearsville, Rhino Records, 2025
こんなものがリリースされているのは知りませんでした。この春のレコード・ストア・デイのアイテムだそうです。音自体はすでにリリースされている1996年の『ベアズヴィル・ボックス』や2011年のライノ・ハンドメイド盤で聴き馴染んだポール・ロスチャイルド・セッションを中心に1枚にしたものですが、こうしてアナログ盤になると作品感が増し、鑑賞の対象としてより身近になったような。アルバムの随所で光るポール・バターフィールドのブルースハープとクリストファー・パーカーと思われるファンキーなドラムがボビーの歌声を際立てます。
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Patti Reid『Pink Sand』Big Ponds, 2002
1987年にフェルサイドからリリースされたデビューアルバム『Patti Reid』が素晴らしかったイングランドのフォーク・シンガー、パティ・リードのセカンドアルバムです。旧作ですが、『200CDブリティッシュ・ロック』や『ブリックヤード・ブルース』を著したイアン・サウスワースさんの中古レコード店「WyreLightRecords」でコレクションできました。前作では当時売り出し中のゴードン・タイロールが半数の曲でギターやフルートの伴奏を付していましたが、今回はすべて無伴奏です。
ディランも唄った〈Jim Jones〉で始まる全15曲は〈Lowlands Of Holland〉〈Craigie Hill〉など再演を含め、〈Tam Lin〉〈Loving Hannah〉などお馴染みのトラッドが並びますが、マーティン・カーシーの代表曲〈Flower Of Serving Men〉は興味深く聴くことができます。またカナディアン・トラッド〈Farewell To Nova Scotia〉はゴードン・タイロールから学んだものではないでしょうか。無伴奏の歌唱ながらも前作同様ブリティッシュ・フォークのさり気なさを湛えた好盤です。
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Ramblin' Jack Elliott『Kerouac's Last Dream』Folk Freak, 1981
ランブリン・ジャック・エリオットの1981年にドイツのフォーク・フリークからリリースされた『Kerouac's Last Dream』です。リリース当時アナログ盤を買い逃してしまい、ずっとアップルシードのCDを聴いていましたが、真っ青な空の下まっすぐに伸びるハイウェイのジャケ写が忘れがたく、やっとコレクションできました。1980年4月、西ドイツでの録音。お馴染みの〈Buffalo Skinners〉〈Pretty Boy Floyd〉〈If I Were a Carpenter〉〈1913 Massacre〉などのほか、自作のトーキング・ブルース〈Cup of Coffee〉と〈912 Greens〉の2曲を唄っています。
当時のフォーク・フリークの勢いは凄く、『Folk Friends』『Folk Friends 2』などのほか、クリストファー・ジョーンズ『No Looking Back』やバスクのオシュコリ『Musik Aus Dem Baskenland』もこのレーベルで初めて聴きました。
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